「夫も育休」9割希望 女子学生の意識調査
この春就職した女子学生の76%が結婚後も共働きを考え、90%が将来の夫に育児休暇の取得を希望する――。こんな意識を持っていることが就職情報会社ディスコ(東京)の調査で分かった。同社は「子供ができた場合、夫に育休を取ってほしいと答える学生は一貫して増えており、仕事も育児も夫婦で分担したいとの考えが強まっている」と分析した。
調査は今年2~3月にインターネット上で実施。3月に大学・大学院を卒業予定で就職先が決まった女子学生に今後のキャリアプランを尋ね、342人が回答した。
夫の育休に関して「取得してほしい」が47%、「どちらかといえば取得してほしい」と合わせると90%に上る。
入社後の勤務予定期間を尋ねた質問では、51.8%が「定年まで(なるべく長く)」と答えた。定年まで勤めるつもりはないと答えた人に退職理由を予想してもらったところ「転職」が67.7%で最多。「出産・育児」は14.6%で2017年調査の約半分に減った。
実際の男性育休取得率は17年度で5.14%。政府は20年までに13%とする目標を掲げ、企業にも男性社員の育休取得を促している。
〔共同〕