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世界の軍事費が過去最高に 米中がけん引、国際平和研

【ロンドン=佐竹実】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は29日、2018年の世界の軍事支出が1兆8220億ドル(約200兆円)だったと発表した。前年より2.6%増え、1988年の統計開始以来で過去最高だった。米国と中国がそれぞれ前年比約5%増となり、全体をけん引した。日本は466億ドルで9位で、前年から1つ順位を落とした。

軍事費の伸びは米国などがけん引する(米軍の軍事演習)=ロイター

1位は米国の6490億ドルだった。トランプ政権が17年から新型兵器を配備し始めたためで、2位以下の8カ国の合計とほぼ同じ規模だった。2位は経済成長に伴い軍拡を進める中国の2500億ドルで、1994年の10倍に増えた。

米中、サウジアラビア、インド、フランスの上位5カ国が世界の軍事費の6割を占める。全体に占める国別のシェアは米国が36%、中国が14%、サウジアラビア、インドがそれぞれ3.7、フランスが3.5%だった。

地域別で増加が目立つのはアジア・オセアニア地域で3.3%増だった。SIPRIは「国同士や米中の緊張が、地域の軍事支出拡大が続く要因だ」と分析している。

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