中国BYD、EV販売好調 1~3月2.5倍に

2019/4/29 17:06
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【広州=川上尚志】中国の電気自動車(EV)最大手、比亜迪(BYD)がEVなど新エネルギー車の販売を急増させている。1~3月の販売台数は前年同期比2.5倍と中国全体の伸び率(2.1倍)を上回り、28日に発表した1~3月期業績も同2割増収だった。ただ中国政府は新エネ車への補助金を段階的に減らしており、採算は今後悪化する可能性もある。

BYDは1~3月に新エネルギー車の販売台数が急増した(16日、上海国際自動車ショーで同社が発表したEV)=ロイター

BYDは中国の新エネ車市場で約2割のシェアを持つ最大手。同社の1~3月の新車販売台数はガソリン車が前年同期比46%減の4万4406台と苦戦したが、新エネ車は同2.5倍の7万3172台と好調で、全体では同5%増の11万7578台になった。新車販売の好調を受け、1~3月期の売上高は同22.5%増の303億元(約5000億円)となった。

純利益は前年同期に計上した投資評価損失が無くなったことも寄与し、前年同期比7.3倍の7億4973万元だった。同社は1~6月期業績について、純利益は同3倍強になる見込みとしている。

ただ、中国政府は新エネ車メーカーに対する補助金を段階的に減らしており、経営への逆風は強まっている。BYDが1~3月期に得た補助金は3億3101万元で、前年同期からほぼ半減した。補助金は6月下旬からさらに減る見込みで、利益を押し下げそうだ。

BYDは4月中下旬に開かれた上海国際自動車ショーで、新エネ車6モデル、ガソリン車3モデルを発表し、セダンや多目的スポーツ車(SUV)など幅広い品ぞろえを展開していくことを明らかにした。車種の拡大によって顧客の裾野を広げられるかが、今後の同社の成長を左右しそうだ。

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