敵対的買収、再び高水準 昨年19年ぶり件数
経営に緊張感 先行きは不透明
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世界で敵対的買収が再び活発になっている。2018年は26件と19年ぶりの高水準となった。合意なしで相手先をのみ込もうとする敵対的案件の増加の背景にはカネ余りがある。こうした買収の増加は、経営者に緊張感を与える半面、買収から身を守ろうと過度に株価に偏重した経営につながる恐れもある。交渉過程で買収価格が高くなる傾向があり、潜在的な減損リスクが膨らむ。現在のブームが今後どうなるかは不透明感もある。
敵...
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