2019年9月23日(月)

米航空大手、欠航コストかさむ ボーイング機運航停止で

2019/4/27 5:54
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【ニューヨーク=高橋そら】米航空大手で2度の墜落事故を起こした米ボーイングの新型機「737MAX」の運航停止の影響が広がっている。2019年1~3月期決算は4社中3社が増益だったが、欠航への対応費用が着実にかさんでいる。米連邦航空局(FAA)による運航許可のめどが立たず、旅客需要が高まる夏季の旅行シーズンに影を落とす。

サウスウエスト航空は737MAXを8月5日まで運航スケジュールから外す=ロイター

737MAXを24機持つアメリカン航空は26日、運航停止の影響で「19年通期の税引き前利益が3億5000万ドル(約390億円)下押しされる」(ダグ・パーカー最高経営責任者=CEO)と明らかにした。1~3月期だけですでに1200便をキャンセルしており、8月まで引き続き同機を運航スケジュールから外す。

同日発表した1~3月期決算は、旅客需要の増加がコストを吸収し、純利益が前年同期比16%増の1億8500万ドルとなった。運航停止による影響はまだ業績全体を押し下げる規模にはなっていない模様だ。ただ19年通期の調整後1株利益は4~6ドルと、当初予想の同5.5~7.5ドルから下方修正した。

業績への悪影響を最も懸念するのが、世界の航空会社で最多の34機を持つサウスウエスト航空だ。同社は737MAXを8月5日まで欠航する方針。すでに1~3月期は悪天候などの影響と合わせ1万便以上をキャンセルしており、「2億ドル以上の減収要因になった」という。同期の純利益は前年同期比16%減の3億8700万ドルだった。

737MAXを14機保有するユナイテッド航空は純利益が約2倍に伸びた。デルタ航空は737MAXを保有しておらず、19年1~3月は純利益が3割増の好調な決算だった。

6~8月は米国の夏季休暇に当たり、旅客需要が最も伸びる時期だ。FAAは近く各国当局と737MAXについて協議する予定だが、運航再開のメドは立っていない。

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