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WTOの判断「遺憾」 韓国の水産物禁輸措置で日本政府

【ジュネーブ=細川倫太郎】世界貿易機関(WTO)は26日の紛争解決機関の会合で、韓国による福島県産水産物などの輸入禁止措置を認める判決内容を正式に採択した。日本政府はWTOの最終判断は東日本大震災の被災地の復興努力に水を差すもので「極めて遺憾」との意見を表明した。

WTOの最終審にあたる上級委員会は11日、韓国が福島など8県産の水産物の輸入を禁止している措置を容認する最終報告書をまとめた。韓国の措置を「不当な差別」とした一審の判断を覆し、日本にとって事実上の逆転敗訴となった。

日本は上級委が禁輸措置がWTOルール違反か否かについて判断を下していないと批判した。最終審が破棄した判決をもう一度、第一審で審理する「差し戻し審」を認めるべきだなどとの立場を念頭に、改革の必要性を提起した。

上級委は判決で日本の食品の安全性を否定しなかった半面、韓国に禁輸の是正も求めなかった。日韓の主張をそれぞれ部分的に認め、問題解決を2国間協議に事実上委ねた。河野太郎外相は「上級委は主要な争点の判断をせず、全く紛争解決に資することがなかった」と反発する。

二審制を採用するWTOの現行制度では上級委の結論が最終判断で、これ以上のプロセスはない。

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