2019年6月18日(火)

「うまくスタート切れた」 伊藤忠社長 新生デサントに期待

サービス・食品
小売り・外食
2019/4/26 19:59
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伊藤忠商事の鈴木善久社長最高執行責任者(COO)は26日、TOB(株式公開買い付け)で株式を3月中旬に追加取得し、経営への関与を強めたデサントについて「うまくスタートが切れた」と話し、同社の今後の事業に期待を示した。TOB完了後に、伊藤忠幹部が公の場でデサントについて言及するのは初めて。

19年3月期決算で会見した鈴木善久社長最高執行責任者(COO)

2019年3月期の決算記者会見でデサントについて問われ、見解を示した。一時は敵対的TOBに発展したが、両社は3月末に伊藤忠から新社長を受け入れることで合意した。ただ、TOBには国内従業員の9割弱が反対署名した経緯もあり、両社が共同歩調を取れるか注目されている。

鈴木社長は今後就任予定の新幹部が4月に開かれたデサントの全社員向けの集会であいさつしたことや、労働組合との労使協議会に臨んだことに言及。「現場社員との対話を始めている。『どうやって成長させていくのか』など前向きな反応が多いと聞いている」と語った。

6月に予定される株主総会で承認されれば、伊藤忠の前繊維カンパニープレジデントの小関秀一氏がデサントの新社長に就任する。新体制で中期経営計画をまとめていくとみられる。

26日の記者会見では、消費者接点に関連する各部門の一部事業を切り出して、新組織の「第8カンパニー」を7月メドに設けることも発表した。デジタル革命が進むなか、幅広な消費者や市場動向をつかみ、小売りや流通などの顧客企業からの新たな需要に対応できるようにする。新カンパニーは40人規模で、優秀な若手社員の抜てきなども試みる。

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