2019年5月23日(木)

ゴーン元会長「9月初公判」を撤回 東京地裁

ゴーン退場
社会
2019/4/26 19:52
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東京地裁は26日、日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(65)らの公判に向けた協議を開き、9月にも初公判を開くとの当初の日程案を撤回した。金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)罪で起訴された元代表取締役のグレッグ・ケリー被告(62)と法人としての日産、ゴーン元会長の審理は分離せず、まとめて進める方針も明らかにした。

保釈され東京拘置所を出る日産自動車のゴーン元会長(25日、東京都葛飾区)

保釈され東京拘置所を出る日産自動車のゴーン元会長(25日、東京都葛飾区)

協議には裁判官と3被告の弁護人、検察側が参加。ゴーン元会長側は公正な審理のためには、起訴内容を認める見込みの日産の裁判とは、別の裁判官が担当すべきだと主張していた。

地裁は「日産と元会長らを別々に判断するのは好ましくない」と指摘。弁護側の意向も加味し、3被告全員が同意しない証拠は採用しないなど、慎重な審理をすると説明したという。

供述調書が多数不採用になれば、証人尋問の数が膨らむ可能性もある。事件で日本版「司法取引」が使われ、日産が捜査に協力した経緯も踏まえ、地裁は証言などを慎重に判断する姿勢を示した。

ゴーン元会長の弁護人、弘中惇一郎弁護士は「(公正な裁判を求める考えは)十分くみ取ってもらえる雰囲気だ」と述べた。

弁護人によると、ゴーン元会長は保釈条件で接触を禁止された妻、キャロルさんとの面会について、地裁に許可を求めたいとの意向を示しているという。

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