石川と福井の空き家率全国上回る 18年、富山も上昇
総務省が26日発表した2018年の「住宅・土地統計調査」では、総住宅数に占める空き家の割合を示す空き家率で、石川県が前回調査(13年)と比べ0.3ポイント減の14.5%、福井が同0.1ポイント減の13.8%と減少傾向にあるものの、全国平均(13.6%)を上回った。富山県は0.4ポイント上昇して13.2%だった。
全国で比べると、石川が27位、福井が31位、富山は36位。
3県の中で唯一、空き家率が上昇した富山県の担当者は「賃貸用物件が増えて入居者が入っていないためで、一戸建ての空き家が増えているわけではない」と説明した。具体的な対策は市町村が担当だが、県としても移住策の推進やセミナー開催などで空き家の発生を防ぐ取り組みを続ける。
住宅のうち一戸建ての割合は、富山が76.8%で全国3位、福井は76.3%、石川が69.3%と高水準だった。