2019年8月24日(土)

大塚家具、久美子社長が父・勝久氏と4年ぶり面会

2019/4/26 18:53
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経営再建中の大塚家具は26日、大塚久美子社長らが発起人となって家具の業界団体「『スローファニチャー』の会」を設立したと発表した。同日、久美子氏が父親で大塚家具創業者の大塚勝久氏を訪ね、4年ぶりに面会した。団体への参加を呼びかけ、経営を巡って対立していた父親との関係改善につなげたい考えだ。

大塚勝久氏(左)にあいさつする大塚家具の大塚久美子社長(26日、東京都渋谷区)

大塚勝久氏(左)にあいさつする大塚家具の大塚久美子社長(26日、東京都渋谷区)

設立した団体は家具の伝統的な職人技と誠実なものづくりの精神の価値を広く伝えることを目的にしている。

26日午後5時半、勝久氏が会長を務める家具販売の匠大塚(東京・中央)が27日に開店する新店「匠大塚 青山」(同・渋谷)を久美子氏が団体の別の発起人1人と訪問し、勝久氏と面会した。久美子氏は新店の開店を祝う花の贈り物を持って現れ、団体に名誉職で迎えたい旨を記した書類と合わせて手渡した。勝久氏は「はい」とうなずき受け取ったという。

勝久氏は同日、久美子氏が訪れる前に「訪問は昼に知って驚いた。悩んだ末の結果だろう。(久美子氏から)要請があれば協力する意向はずっと表明してきたし、取引先メーカーも喜ぶはずだ」と話していた。約4年越しの和解に近づいた。今後の対応については「従業員と相談しながら対応を考えたい」とした。

大塚家具を巡っては、15年1月に社長復帰した久美子氏と、会長だった勝久氏が経営方針を巡って対立し、折り合いがつかなくなった。株主総会の委任状争奪戦(プロキシーファイト)で争い、久美子氏が多数を獲得して続投した経緯がある。

久美子氏は3月4日、2月までにまとめた業務提携・資本増強策を説明するため都内で開いた記者会見で、団体設立を検討していると明かしていた。勝久氏については「上場企業の経営では考えが異なった」としながらも、「業界では随一といわれる目利きだ」と評価。「いい家具を長く使いたい、提供したいという価値観は全く同じ。父にはいつか理解してもらいたい」と団体への参加を呼びかける意向を示していた。

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