商業捕鯨 再開まで2カ月
「期待と不安」交錯の船出
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31年ぶりとなる商業捕鯨の再開まであと2カ月に迫った。日本は6月末に国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、7月からは日本の排他的経済水域(EEZ)内で操業する。科学的データに基づき資源を管理しながら捕鯨の技、食文化の継承と、産業としての健全な成長を目指す。関係者の表情には期待も不安も入り交じりつつ、失われた30年を取り戻そうと、急ピッチで準備が進んでいる。
3月末、南極での最後の調査捕鯨を終えた船団が...
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