2019年5月24日(金)

正恩氏「米朝関係、原点に戻りかねない」

北朝鮮
朝鮮半島
2019/4/26 7:36
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【ウラジオストク=恩地洋介】北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、ロシア極東のウラジオストクで25日に開かれた初のロ朝首脳会談を報じた。金正恩(キム・ジョンウン)委員長は膠着状態に陥った米朝の非核化交渉を巡り「朝鮮半島の平和と安全は全面的に米国の今後の態度に左右される。我々はすべての状況に備える」とプーチン大統領に説明した。

会談した金正恩委員長(左)とプーチン大統領(25日、ウラジオストク)=ロイター

会談した金正恩委員長(左)とプーチン大統領(25日、ウラジオストク)=ロイター

2月末の米朝首脳会談について「米国が一方的で非善意的な態度をとり朝鮮半島情勢が膠着状態に陥り、原点に戻りかねない危険な状態に至った」と述べ、物別れに終わった責任は米国側にあると重ねて強調した。報道によると、両首脳は相互の連携を密にし、地域の平和と安全保障のため「戦略的な協働」を強める考えで一致した。

金正恩氏はプーチン氏に適切な時期の訪朝を招請し、プーチン氏は快諾したという。

金正恩氏は26日昼、ウラジオストクにある第2次世界大戦の戦没者慰霊碑「永遠の炎」を訪れ、「金正恩」と記した花輪をささげた。同日午後にウラジオストク駅で特別列車に乗り、平壌への帰途に就くとみられる。

両首脳は25日、ルースキー島の極東連邦大学で会談した。2時間近く1対1の会談に臨み、非核化を巡って協議した。経済協力に関する拡大会合と夕食会には約3時間をかけた。

プーチン氏は同日の会談後、記者団に「非核化の関係者すべての利益を尊重し、徐々に前進しなければならない」と述べて、北朝鮮の立場を支持する考えを示していた。

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