米、北朝鮮へ2億円超支払い同意か 死亡学生の医療費

2019/4/26 4:32
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【ワシントン=永沢毅】北朝鮮で拘束され、昏睡(こんすい)状態で解放された後に死亡した米国人大学生オットー・ワームビア氏を巡り、北朝鮮が米政府に医療費として200万ドル(約2億2000万円)を請求し、米側も同意書にサインしていたことが分かった。米紙ワシントン・ポスト(電子版)が25日報じた。

北朝鮮は米大学生の医療費200万ドルを要求した(写真はAP、解放後に死亡したオットー・ワームビア氏)

同紙によると、米国の国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表(当時)が平壌入りして解放交渉にあたった際、北朝鮮が請求書を手渡して支払いに同意するよう要求した。ユン氏は当時のティラーソン国務長官への報告後にトランプ大統領の指示を受け、解放前に同意書にサインしたという。

ただ、その後に米政府が実際に支払ったかどうかや非核化を巡る米朝協議で取り上げられたかは不明だ。CNNは今も支払っていないと報じた。

ワームビア氏は2016年1月、観光で訪朝した際、政治スローガンが書かれた展示物を持ち去ろうとしたとして平壌で拘束された。北朝鮮の最高裁で労働教化刑15年の判決を言い渡された後に体調を崩した。17年6月に解放されたが意識不明のまま帰国し、オハイオ州の病院に搬送された後に死亡した。

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