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19年度の株式相場、生保2社の見方分かれる
日生、日経平均2万4000円 第一は2万円を予想

2019/4/25 21:21
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世界経済の減速感が強まり、金融市場の先行きは見通しにくくなっている。難しい運用環境下で機関投資家はどう動くのか。日本生命保険と第一生命保険の運用担当役員に2019年度の市場環境や運用方針を聞いたところ、見方が分かれた。日本生命が日本株の先行きに強気な一方、第一生命は下振れリスクが大きいと見る。

日本生命の戸田和秀取締役常務執行役員は、19年度末の日経平均株価を2万4000円と予想する。世界経済が底堅く推移し、企業業績が拡大して相場を押し上げるシナリオだ。

戸田氏は米国経済について、減税効果が剥落して成長が鈍化するものの「当面、景気後退までには陥らない」との見立てだ。中国との貿易摩擦問題は一定の合意を得られ「報復関税の連鎖という市場が警戒していた事態は避けられる」(戸田氏)。日本企業の業績についても「1株利益で1桁後半の伸びを期待できる」と指摘する。

第一生命の重本和之執行役員は今年度末の日経平均を2万円と、相場下落のシナリオを描く。米長短金利の逆転現象が発生したことで「20年後半ごろに米景気の後退局面が来る可能性があり、金融市場は19年度下半期から警戒感を強めていく」(重本氏)と見る。

直近で最高値を更新した米S&P500種株価指数について重本氏は「米中協議の合意を前提とした価格形成」と指摘。実際に協議で成果を得られたとしても、材料出尽くしで株価が下落する可能性があるという。

日本生命保険の戸田和秀取締役常務執行役員

日本生命保険の戸田和秀取締役常務執行役員

もっとも、新規の日本株投資に対しては両社とも慎重だ。日本生命は「運用資産に占める日本株の比率は15%と国内外の生保と比べて高い」(戸田氏)として、銘柄入れ替えにとどめる方針だ。「日本経済の成長を左右するテーマである、省力化に貢献する企業」を物色対象に挙げた。

第一生命の日本株運用の方針も銘柄入れ替えが中心だ。重本氏は「上半期は中小型株など成長性の高い銘柄に資金配分し、下半期に景気減速が色濃くなれば大型のディフェンシブ銘柄に資金を投じる」と説明する。

一方、日銀の金融政策については両社とも現状維持を基本シナリオに据え、19年度中の利下げは想定していない。今年度末時点の長期金利はゼロ%近辺を見込む。

第一生命保険の重本和之執行役員

第一生命保険の重本和之執行役員

利回りのない日本国債の残高を積極的に増やせないなか、資金を振り向けてきたのが外国債券だ。特に海外の社債は為替ヘッジの費用を考慮しても利回りを確保できるのが魅力だった。だが景気認識への差から今後の社債投資についての姿勢は両社で分かれた。

第一生命の重本氏は「海外の社債市場では下半期に景気減速を織り込む」としたうえで、価格下落に備えて「上半期のうちに海外社債の一部売却を検討することになるだろう」と述べた。

これに対し、日本生命の戸田氏は景気減速下でも「社債のスプレッド(金利上乗せ幅)は多少拡大する程度にとどまる」と指摘。「社債など海外のクレジット商品の残高を今後も積み増していく」方針という。

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