下水汚泥でバイオ発電、新潟県長岡市など実証研究

2019/4/25 20:00
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新潟県長岡市や大原鉄工所(長岡市)、長岡技術科学大学などは小規模下水処理場で汚泥からバイオガスを取り出し、発電するシステムの実証研究を始めた。2019年度は建設費と維持管理費の削減効果や発電量などを検証する。政府は20年3月末をめどにシステム導入のためのガイドラインを策定する予定で、全国への普及を目指す。

中之島浄化センターに設置したシステムは設置面積が従来比で約30%縮小できた(新潟県長岡市)

同市内の中之島浄化センターに設置したシステムは汚泥の脱水・濃縮装置やバイオガス発電機などで構成。汚泥を高濃度に濃縮して減量することで、汚泥量の削減効果も調べる。これまでの研究でシステムの設置面積は従来比約30%縮小でき、建設費は約45%削減できることが分かっている。

全国には約2200カ所に下水処理施設があり、このうち約75%は小規模施設。従来のバイオガス発電システムは大規模で建設費や維持管理費が高額のため、小規模施設への導入が進んでいない。

実証研究は6社・団体が共同で取り組んでおり、国土交通省の下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)に採択されている。

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