2019年7月20日(土)

18年度の建機出荷額、過去最高の2兆8073億円

自動車・機械
2019/4/25 18:37
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日本建設機械工業会(建機工)が25日発表した2018年度の建設機械出荷額(補給部品含む総額)は前年度比8.2%増の2兆8073億円と2期連続で増加し、過去最高となった。内需は排ガス規制の駆け込み需要の反動減があったが、後半に向けて回復した。外需が欧米やアジア、オセアニアなど全般が好調で全体をけん引した。

外需は12.6%増の1兆8148億円と2年連続で増えた。機体本体の出荷額を地域別にみると、北米が22.8%、アジア(中国を除く)が9.8%、欧州が14.1%増えるなど中近東、アフリカ以外の全地域の出荷が増えた。機種別では各社主力の油圧ショベルが17.4%増になるなど好調だった。

北米ではエネルギー関連のインフラなど向けの建機などが好調だったほか、インドネシアなどでは鉱山需要も旺盛だった。中国向けは21%増だったが「日本からの出荷台数が少なく実態を反映していない可能性がある」(建機工)。

内需は0.9%増の9925億円と3年ぶりの増加となった。4~9月期は排ガス規制の駆け込み需要の反動減で需要が減少したが、10月以降回復した。

3月の単月の建機出荷額は6.8%増の3004億円と、単月ベースでの3000億円超えは1990年以降で初めて。外需は2.0%増の1768億円、内需は14.4%増の1236億円だった。外需は補給部品などを含めると過去最高で「各社補給部品など継続的なビジネスを強化している影響があった」(建機工)という。

各社の企業業績も好調だ。日立建機が24日発表した19年3月期の連結決算は、売上高が初めて1兆円を突破した。

米キャタピラーも同日、19年1~3月期の業績を発表。売上高は前年同期から5%増え、特に鉱山機械事業が収益を支えた。建機需要は北米での道路建設が好調で3%増収したが、他地域は減少した。

世界の建機需要については19年度は「18年度の水準を下回る可能性がある」(日立建機)。今後新たな新車販売が見込みにくい中、売りきりではなく継続的なビジネスの開拓を本格化するフェーズに入り始めている。

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