車8社の世界生産、0.1%増の2850万台 18年度

2019/4/25 16:28
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乗用車8社が25日に発表した2018年度の世界生産台数は、前年度比0.1%増の2850万7298台だった。トヨタ自動車ホンダスズキ三菱自動車、ダイハツ工業の5社が前年度を上回った。世界の自動車市場は2大市場の中国と米国が共に停滞期に入り、近年伸びが目立った海外生産の勢いが弱くなっている。

米オハイオ州にあるホンダの工場で生産されるセダン「アコード」

メーカー別はトヨタ単体の世界生産が0.2%増の893万7188台で、うち海外は微減の572万4282台だった。セダン系を中心に減った北米を、販売好調な中国などアジアの生産増で補った。ホンダは1.0%増の533万7621台だった。トヨタ同様に北米の落ちこみをアジアなどでカバーした。

スズキの世界生産は1.7%増の339万3976台と過去最高になった。ただ主力のインドでは燃料代の高騰などで直近の販売は減速している。世界生産の増加幅も17年度(8.6%増)から縮小した。

マイナスとなった3社はそれぞれ課題を抱えている。元会長のカルロス・ゴーン被告の逮捕後、経営が混乱している日産自動車の世界生産は6.0%減の536万888台だった。ディーゼル車離れなどの影響を受けた欧州や、セダン系が不振の北米での生産が減った。

マツダの世界生産は3.1%減の156万9665台だった。減少は7年ぶり。18年の新車販売が28年ぶりに減少に転じた中国市場の減速の影響を受ける形で、18年度の中国生産が2割以上減ったことなどが影響した。

SUBARU(スバル)の世界生産は5.8%減の98万9149台で2年連続のマイナスとなった。主戦場での米国では販売が好調で、米国生産も6.8%増の37万2162台と過去最高を更新した。一方で国内生産は12.0%減の61万6987台となり全体を押し下げた。17年秋から続く検査不正問題による減産と、19年1月に起きた主要部品の不良に伴う車両組み立て工場の一時停止の影響が響いた。

(古川慶一)

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