2019年9月21日(土)

スマホ決済のKyash、システム基盤を開放

2019/4/25 16:00
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スマートフォン(スマホ)決済アプリのKyash(キャッシュ、東京・港)は25日、企業向けに同社の決済基盤を提供すると発表した。自社アプリに決済機能を組み込んだり、自社ブランドでVISAのプリペイドカードを発行したりしたい企業の需要を取り込む。他社サービスとの連携を通じて決済利用の場面を増やし、成長につなげる。

25日、記者会見するKyashの鷹取真一社長(左から2人目)ら

外部のサービスにデータ連携の許可を与える「API」を活用し、今夏にも決済基盤「キャッシュダイレクト」の提供を始める。国内外の5390万に上るVISA加盟店などに対応し、導入企業は銀行預金やサービスの売上金、ポイントといった金融資産を決済に使える。企業は決済データもリアルタイムで管理できる。

自社ブランドでカードを発行するには通常、発行ライセンスを持つ銀行やカード会社と提携し、決済処理をするシステムベンダーとの契約が必要となる。Kyashの決済基盤では登録にかかる時間や初期費用を抑えられるという。鷹取真一社長は記者会見で「事業者と組んで、キャッシュレス決済を浸透させていきたい」と述べた。

Kyashはこれまで個人向けのサービスを展開してきた。同社のウォレット(電子財布)アプリはクレジットカードや銀行口座などから残高をチャージし、利用者間で送金できる。受け取ったお金の出金はできないが、VISA加盟店で使えるほかジェーシービー(JCB)の非接触決済「クイックペイ」にも対応する。加盟店からの決済手数料が主な収益源となる。

今回発表した企業向けのサービスはKyashのような国内外のフィンテック企業と連携するビザ・ワールドワイド・ジャパンの協業プログラムを通じて実現した。日本のスタートアップが参加するのは初めてという。

(駿河翼)

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