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セコム、「バーチャル警備員」をお披露目

フルフェースのヘルメットを認識して外すよう促す

セコムは25日、人工知能(AI)を搭載したバーチャル警備員システムを公開した。次世代通信規格「5G」が実用化される2020年春をめどにオフィスビルや商業施設向けに販売する。大型モニターに警備員のキャラクターを映し出し、人の問いかけに答えたり、不審人物を発見した場合は守衛室に報告したりする。警備員の人手不足の解消につなげる狙いだ。

AGC(旧旭硝子)がディスプレーとバーチャル画像、ディー・エヌ・エー(DeNA)がキャラクター原案と音声合成、NTTドコモが来訪者の音声認識などで協力した。

25日に東京都渋谷区のセコム本社でデモンストレーションを披露した。フルフェースのヘルメットをかぶった人物がバーチャル警備員の前を通ると「ヘルメットを取って下さい」と呼びかける。従わない場合は守衛室に知らせが届き、実際の警備員が駆けつける。

バーチャル警備員は、人の動きに合わせて目を動かしたり、子供の目線に合わせてしゃがんだりして実際の人のような振る舞いをする。顔認証などで社員を検知するほか、施設の場所案内もできる。セコムの中山泰男社長は「令和の新時代はバーチャル警備員が当たり前の時代にしていきたい」と話した。

商業施設などでは通常、人の行き来があるエントランスなどの現場と守衛室の最低2カ所に警備員を配置する必要があるという。バーチャル警備員を使えば守衛室にだけ人を置けばよいため、1カ月当たりの費用は実際の警備の半分以下に抑えられるとしている。初年度は1年で30台の販売を目指す。

(吉田啓悟)

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