日本製鉄、全製鉄所に高度AI データ処理能力向上

2019/4/25 14:29
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日本製鉄は25日、国内の全ての製鉄所で、従来よりも多くのデータを使える人工知能(AI)の運用を始めたと発表した。設備の稼働状況や生産計画など、学習するデータを大幅に増やすとともに、現場の従業員がこうしたデータを活用しやすくした。国内の製鉄所は設備トラブルが続き、技術継承などが課題。データを活用した安全対策や、効率的なものづくりに生かす。

設備の稼働データなどをより詳しく学習することで、安全対策や生産の効率化に生かす(同社の製鉄所)

2019年度から全社でAIを使った新しいシステムの運用を始めた。

同社は数年前から各製鉄所で画像解析などを導入してきた。新たなシステムを使うことで、1つの製鉄所で起きたトラブルをAIが詳細に学習し、別の製鉄所で同様のトラブルが起きないように予測するといったデータの活用が期待できる。

現在、データ分析に精通した専門人材は100人程度いる。今後は製鉄所の現場などで、新たなシステムを使いこなせる人材も育成する。19年度から新たな教育プログラムを始める計画だ。

国内の製鉄所は設備の老朽化に加え、世代交代が進み、ノウハウをどう継承するかが課題だ。JFEスチールもすべての製鉄所の保守作業にAIを導入済み。設備ごとのデータをより詳細に学習し、活用するシステムの導入も進めている。

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