官房長官「省庁横断で海外規制に対応」 農産品輸出拡大へ閣僚会議

2019/4/25 10:48
保存
共有
印刷
その他

政府は25日午前、農林水産物の輸出拡大に向けた関係閣僚会議の初会合を首相官邸で開いた。議長に就いた菅義偉官房長官は、欧米向けの牛肉輸出に必要な処理施設の体制が追いついていない状況を指摘した。そのうえで「関係省庁が連携して(海外の)規制への対応を強化し、多くの国に多くの品物を輸出できるような環境整備を早急にする必要がある」とした。

重視するのは食品安全行政の体制強化だ。海外でも「食の安全」への関心が高まり、それぞれの国で独自に輸入管理を厳格化している。今後、輸出を増やすためには、それぞれの管理基準に応じた対策が必要となる。

例えば食肉を処理する施設などの国際基準の問題がある。牛肉を輸出する場合、米欧などは衛生に関する国際基準「HACCP(ハサップ)」を満たす施設として登録していることを輸入条件としている。米国向けに輸出できる国内加工施設は11カ所、欧州連合(EU)向けは4カ所にとどまる。ハサップがないと輸出拡大の機会を逸する。

2018年の農林水産物の輸出額は前の年に比べて12%増の9068億円だった。政府は19年に輸出額を1兆円にする目標を掲げる。目標の達成が視野に入っており、その先をにらんだ工程表を夏までにつくる。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]