2019年6月18日(火)

中国人工作員に情報提供で見返り、元米国務省職員

中国・台湾
北米
2019/4/25 8:15
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【ニューヨーク=大島有美子】米司法省は24日、米国務省の元女性職員が内部書類を中国政府の工作員に渡し、見返りを受け取ったと発表した。元職員は、相手が中国の工作員であることを知りながら情報を提供し、現金や住居などの提供を受けていたという。

米国務省(ワシントン)=ロイター

司法省によると、元職員は1999年に入省し、事務管理に携わっていた。イラクやスーダン、中国の北京や上海で大使館職員などとして勤務していた。機密情報も扱っており、工作員の疑いがある人物との接触については報告義務を負っていた。

元職員は2017年3月に逮捕されるまで、2人の中国人工作員と繰り返し接触し、米国の経済戦略や政府高官の訪中情報など、国務省の内部書類のコピーを渡していた。中国人工作員は見返りに数万ドル(数百万円)相当の利益を提供し、現金や海外旅行、中国の服飾学校の授業料、家具付きの住居などが含まれるという。

司法省は、元職員が米連邦捜査局(FBI)の捜査官に対し、中国人工作員との接触を故意に隠したほか、共謀者に証拠を隠滅するよう指示したことも明らかにした。

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