LINE、最終赤字103億円 1~3月、スマホ決済投資かさむ
LINEが24日発表した2019年1~3月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が103億円の赤字(前年同期は13億円の赤字)だった。スマートフォン(スマホ)決済サービス「LINEペイ」で大規模な還元キャンペーンを行ったことなどで先行投資がかさみ、赤字幅が拡大した。
売上高に相当する売上収益は14%増の553億円だった。企業が新商品の販促やキャンペーンに使う公式アカウントの開設件数が増え、広告収入が伸びた。音楽配信サービスなども好調だった。
営業損益は78億円の赤字(前年同期は12億円の黒字)。LINEペイのマーケティング費用や人件費が膨らんだ。LINEペイなどの金融や人工知能(AI)などを含む「戦略事業」の営業損益は149億円の赤字だった。通期の業績予想を公表していないが、今期は戦略事業の営業赤字が600億円程度になるとの見通しを示している。
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