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中外製薬、静岡に原薬製造棟 180億円投資

中外製薬は24日、静岡県藤枝市の藤枝工場内に臨床試験(治験)のための原薬製造棟を建設すると発表した。総投資額は182億円。新棟では次世代医薬品として注目を集める「中分子」と呼ばれる医薬品の原薬を製造する。同社は2018年7月にも浮間研究所(東京都北区)に中分子の実験棟の建設を発表。中分子医薬品の開発を加速させる方針だ。

原薬製造施設では錠剤などの「低分子」、抗体医薬などの「高分子」の中間にあたる中分子医薬品の原薬を製造する。中分子医薬品は低分子と同じく化学合成で作れるため低コストで製造できる。また、高分子と同じようにがん細胞などのターゲットを狙い撃ちできる高い薬効が期待される。

新製造棟は中外製薬の原薬製造、医薬品包装などの拠点である藤枝工場の遊休地に建設する。免震構造を備えた4階建てで、延べ床面積は6190平方メートル。11月に着工し、22年の稼働を予定する。

同施設では中分子の原薬を製造するだけでなく、画期的な化学合成医薬品の原薬の製造も予定。藤枝工場の製造コスト低減も見込んでいる。

中外製薬は浮間研究所内で新たな中分子の実験棟の建設を進めており、基礎研究から治験などの臨床応用まで一貫して中分子医薬品の開発を進める考えだ。

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