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20年新卒求人倍率1.83倍 8年ぶり低下も依然高水準

リクルートホールディングス傘下のリクルートワークス研究所(東京・中央)が24日発表した2020年春卒業予定の大学生の求人倍率は1.83倍と前年より0.05ポイント下落した。8年ぶりの低下となったものの、リーマン・ショックの影響を受けた10年春卒以降では2番目に高く、依然として高水準だった。学生優位の売り手市場が続いている現状が浮き彫りになった。

民間企業への就職を希望する学生が43万9500人と、前年から7300人増加したのに対して、求人数が80万4700人に減少した。

全体の求人数を引き下げたのは300人未満の中小企業。求人数は3.0%減の44万9000人に対し、就職希望者数は11.6%増の5万2100人と大幅に高まった。求人倍率は8.62倍と4年ぶりに減少に転じた。リクルートワークス研究所の茂木洋之研究員は「中小企業が中途採用を拡大したことで全体の求人数が減少しているようだ」と分析する。

従業員数が5000人以上の企業では求人数が0.8%増の5万1800人に対し、就職希望者数は11.2%減の12万3300人で、求人倍率は0.05ポイント高い0.42倍だった。茂木氏は「就活生はITなど有望業種の中小企業に目を向け始めているが、大手企業は依然として買い手市場が続いているようだ」と分析する。

業種別では流通業が1.53ポイント低下の11.04倍だった。流通業は求人数が2.5%減少。「地方や小規模な企業を中心に景況感を反映している」(茂木氏)という。

建設業は前年から3.34ポイント低下の6.21倍だった。人手不足が続く中で就職希望者数を51.1%増と大幅に伸ばした。茂木氏は「働き方改革などイメージアップが功を奏したのではないか」との見方を示した。

(橋本剛志)

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