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LIXILの伊奈取締役、潮田氏の説明「事実と異なる」

住建・不動産
2019/4/24 18:20
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LIXILグループの経営トップ人事を巡り、旧INAX創業家出身でLIXIL取締役の伊奈啓一郎氏が24日、日本経済新聞の取材に応じた。潮田洋一郎会長兼最高経営責任者(CEO)について、「辞任会見で事実と異なる発言をしており、問題だ」と批判した。伊奈氏は自らと、前社長兼CEOの瀬戸欣哉取締役を含む取締役候補の株主提案をしている。主なやりとりは以下の通り。

――潮田氏は業績不振を招いた瀬戸氏を任命した責任を取るとして、取締役の辞任を表明しました。

LIXILグループの伊奈啓一郎取締役

LIXILグループの伊奈啓一郎取締役

「潮田氏は本来、取締役会で自らの進退を報告した上で辞任を公表すべきだった。実際は報告がなく、取締役会を軽視している。急いだ背景には臨時株主総会で潮田氏自らの解任が避けられない情勢となり、コーポレートガバナンス(企業統治)の問題では辞めたくはないと判断したからだろう。CEO復帰を目指す瀬戸氏を個人的に許せないと、道連れにしようとしたのではないか」

――潮田氏は18日の記者会見で、2019年3月期に巨額赤字の原因となったイタリアの建材子会社ペルマスティリーザ社について、取締役会で瀬戸氏から詳しい報告がなかったと発言しています。

「事実と異なる。瀬戸氏は取締役会などで何度も説明している。事実と違うことを潮田氏が記者会見で話すのは問題だ」

「ペルマ社の今回の損失のうち、9割くらいは瀬戸氏が就任する前のものだ。同社は受注段階でどういう値段で受けるかなどを決めており、後から改善はできない。高値づかみの買収をした潮田氏に責任がある」

――LIXILは企業統治の先進企業とみられていました。実際はどうですか。

「潮田氏の意向が通りやすい体制だった。社外取締役も潮田氏が連れてきたため、潮田氏を止められるような人はいない」

――自らも取締役です。反省すべき点はありませんか。潮田氏への権力集中は防げなかったのですか。

「これまで大きな問題はなかった。今回はあまりに突然で、あのときに手を打っていればよかったという後悔はない。取締役会で反対しても覆せず、無力感があった」

――臨時株主総会にはどう対応しますか。

「(株主である)機関投資家が話し合っているので、現時点で決まっていることはない」

――6月の定時株主総会で瀬戸氏や伊奈氏を含む取締役候補の株主提案をしています。可決の見通しは。

「会社側提案として出てくる候補者のリストを見ないと分からない。ただ国内の機関投資家は会社側提案に賛成しやすい傾向にあるのは気がかりだ」

――瀬戸氏には何を期待しますか。

「実態を把握し現場を知った上で次の手を打つ堅実さがすばらしい。信頼できる経営者だ」

――旧INAXと旧トステムの経営統合は正しい決断でしたか。今後はどうすべきですか。

「旧INAXは古い体質が残っていた。その逆といえる旧トステムと一緒になることで企業文化に刺激を与えられた。世界で戦えるようになれたので統合は正解だった。今後も分かれることはない」

――潮田氏の影響力は今後も残りますか。

「潮田氏は『創業家』という言葉をよく使い、そのような意識が強い。役職を離れても会社を自分のものと思っているだろう」(太田明広、小田浩靖)

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