2019年5月21日(火)

オラム、ナイジェリアの小麦大手に買収提案、400億円

東南アジア
アジアBiz
2019/4/24 17:03
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【シンガポール=谷繭子】シンガポールの大手農業商社、オラム・インターナショナルはナイジェリアの小麦大手、ダンゴテ・フラワー・ミルズに対して買収を提案した。買収額は約3億6100万ドル(約400億円)。高成長が期待できるアフリカの小麦事業を強化する。持続可能な成長という観点から木材や天然ゴムなどから撤退する一方、小麦など穀物事業へのシフトを続けている。

オラムは2010年にナイジェリアのクラウン・フラワー・ミルズを買収、小麦事業を拡大している

ダンゴテ・フラワー・ミルズはナイジェリアの富裕実業家、アリコ・ダンゴテ氏傘下の企業で、小麦精製やパスタ生産を主力とする。ナイジェリア証券取引所に上場しており、オラムは現在同社株の0.1%を保有する。買収で全株取得を目指す。すでにダンゴテ氏の合意は取り付けたもようだ。

オラムは「持続可能な農業」へのシフトを打ち出し、1月に事業再編計画を発表した。健康や環境への意識の高まりが長期的な需要に影響を及ぼすとみられる砂糖、天然ゴム、木材、肥料の事業から撤退して16億ドルの売却益を確保し、乳製品、穀物、飼料、ナッツなど成長分野に35億ドルを投資する計画だ。

オラムはシンガポールのテマセク・ホールディングスが54%、三菱商事が17%を保有する。2010年にもナイジェリアで小麦精製のクラウン・フラワー・ミルズを買収している。

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