生命科学クライシス リチャード・ハリス著 過剰競争が招く研究の衰退

批評
2019/5/4 6:00
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日本経済新聞 朝刊
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この本に描かれているのは、今の日本の学術研究界が向かっている先の、いわば「なれの果て」の姿だ。

対象はアメリカの生物医学界。いったいそこで、なにが起こっているのか?

腕っこきの科学ジャーナリストである著者は、学術雑誌に発表された実験のおよそ90%が再現できないという衝撃の事実から話を始める。2000年代に入って、このような報告が立て続けに発表されている。論文の結果が、ほとんど信用できないというの…

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