2019年5月20日(月)

スリランカ爆破テロ、外国で軍事訓練か
「イスラム国」関与捜査

南西ア・オセアニア
2019/4/24 9:57
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【ムンバイ=早川麗】スリランカで起きた連続爆破テロ事件で、中東の過激派組織「イスラム国」(IS)の系列メディアが23日、実行犯とされる8人の写真と動画を公開した。スリランカ政府は自国のイスラム過激派組織による犯行との見方を示す一方、実行犯が外国で軍事訓練を受けた可能性を示唆した。犯行声明や動画公開でISが事件に関与した可能性が高まっている。

インターネット上で公開されたスリランカ連続爆破テロを実行したと主張する男らの写真=AP

インターネット上で公開されたスリランカ連続爆破テロを実行したと主張する男らの写真=AP

【関連記事】「イスラム国」が犯行声明

動画のなかで、スリランカ人とされる8人はISに忠誠を誓った。7人がマスクで顔を覆い、1人は顔を現している。米CNNテレビは素顔の男はザフラン・ハシム師と報じている。ハシム師はスリランカのイスラム過激派組織「ナショナル・タウヒード・ジャマア(NTJ)」のリーダーとされる。

スリランカ政府は今回の爆破テロをNTJによる犯行とみる一方、同国のウィクラマシンハ首相は「国内組織だけで実行できるものではなく、国際テロ組織が関わり、軍事訓練も受けていた」と指摘した。国内3都市でほぼ同時刻に自爆テロを実行する手口から、ISの関与が疑われていた。政府は厳戒態勢を敷くとともにISの関与について捜査を進めている。

スリランカでは厳戒態勢が続く(23日、西部ネゴンボ)=ロイター

スリランカでは厳戒態勢が続く(23日、西部ネゴンボ)=ロイター

一方、同国のシリセナ大統領は23日、犯行に関する情報を得ておきながら事前に防げなかったとして、近く警察や治安部隊の責任者らを交代させると述べた。「責任者たちは事前に得ていた情報を私にあげなかった。きちんと情報共有されていれば(爆破テロに)適切な対応ができていたはずだ」と話した。ロイター通信が伝えた。

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