2019年6月18日(火)

再審公判で検察有罪主張へ 滋賀、呼吸器外し事件 「不整脈で自然死」争う

2019/4/23 19:59
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滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、人工呼吸器を外して男性患者(当時72)を殺害したとして殺人罪で懲役12年が確定し服役した元看護助手、西山美香さん(39)の再審公判に向けた裁判所と検察、弁護団の第1回3者協議が23日、大津地裁であった。検察側は有罪を主張する方針を示した。非公開の協議後に弁護団が明らかにした。

西山さんの再審請求審で、大阪高裁は17年12月、弁護側が新証拠として提出した医師の意見書などに基づき「患者が不整脈で自然死した可能性がある」と再審開始を決定。今年3月に最高裁で確定した。

弁護団によると、検察側はこの日の協議で、患者の死因について確定審と同様、呼吸器が外されたことによる酸素欠乏だと改めて立証する方針を示したという。

熊本県の松橋事件や、大阪市の小6女児死亡火災など近年の主な再審公判では、検察側が有罪主張をしないケースが多く、争うのは異例とみられる。

西山さんは04年、滋賀県警の任意聴取に「呼吸器を外した」と自白し逮捕、起訴された。公判で否認に転じたが、男性の死因は低酸素状態に陥ったことによる急性心停止と認定され、05年に大津地裁で懲役12年の判決を言い渡され、07年に最高裁で確定した。〔共同〕

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