2019年5月26日(日)

ジェイテクトと産総研、スマート工場を共同研究 6月から

自動車・機械
中部
2019/4/23 20:01
保存
共有
印刷
その他

ジェイテクトは23日、生産ラインを自動制御する「スマート工場」の研究開発を産業技術総合研究所と共同で始めると発表した。6月に共同で研究室を設立する。少子高齢化による国内労働人口の減少で、工場の省力化需要は高まっている。技術が高度になり、大企業でも自社だけで研究開発が賄えなくなるなか、トヨタグループでも大学や研究機関との連携を急ぐ。

スマート工場の共同研究で合意したジェイテクトの須藤会長(左)と産総研の中鉢理事長(23日、東京・中央)

両者は共同研究を通じて、3~5年以内に研削機械の自動化をめざす。研究資金はジェイテクトが負担する。人材は約10人ずつを双方が派遣し、ジェイテクトの岩井英樹氏がリーダーを務める。共同研究の成果はジェイテクトに帰属する。

ジェイテクトの須藤誠一会長は23日、都内での会見で「技術の進展が早くなっている」との現状を踏まえ「オープンイノベーションで国内外の大学や研究機関の知見を活用する」と説明した。スピードを最優先とし、自前にこだわらず研究開発に取り組む姿勢を強調した。

産総研は2016年度に企業の要請に特化した研究開発をするため、共同で研究室を設立する枠組みを設けた。トヨタグループでは豊田自動織機が16年に産業車両や物流システムを研究するため、この枠組みを活用し共同で研究室を設立した。

トヨタ自動車は21日、中国の清華大学(北京市)と次世代車や水素エネルギーを共同で研究する「連合研究院」を設立すると発表した。清華大は理工系分野の研究では中国で最も優れていると言われる。トヨタグループ全体で国内外の優れた大学や研究機関との連携が加速している。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報