2019年6月16日(日)

在日米軍、中国の海軍力増強「注視」 空母を公開

中国・台湾
北米
2019/4/23 19:40
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米空母ロナルド・レーガンの全長は東京タワーの高さに匹敵する

米空母ロナルド・レーガンの全長は東京タワーの高さに匹敵する

在日米海軍は23日、原子力空母ロナルド・レーガンを母港の横須賀基地で報道陣に公開した。同艦を中心とする第5空母打撃群のトーマス司令官は記者団に、中国が3隻目の空母を建造していることについて「関心を持って注視している」と表明した。日本との防衛協力は「この地域の安定にとって礎だ」とも強調した。

在日米海軍第5空母打撃群のトーマス司令官

在日米海軍第5空母打撃群のトーマス司令官

ロナルド・レーガンはヘリコプターを含めて75機を搭載でき、イージス巡洋艦シャイローなどとともに空母打撃群を構成する。トーマス氏は米海軍が経験を蓄積してきた空母打撃群の運用に関して「簡単ではなく、技術、調整力、訓練が必要だ。(中国が)いかに迅速にその能力を築くか興味を持っている」と述べた。

米軍などが南シナ海で実施している航行の自由作戦については「全ての国が、国際法で守られた海域では自由に航行・飛行できることが我々の目的だ」と力説した。

米イージス巡洋艦シャイローで機能を説明するジョンズ艦長

米イージス巡洋艦シャイローで機能を説明するジョンズ艦長

在日米軍のマホーニー副司令官は22日、横田基地で取材に応じ、中国の台頭が安全保障環境に大きな変化をもたらしているとの認識を示した。「28年前は中国が空母を持つなど話にもならなかったが、今は何隻保有するかを議論している」と指摘するとともに、中距離弾道ミサイルや戦闘機の開発も例に挙げた。

ロナルド・レーガンは米第7艦隊に属しハワイからオーストラリア、インド洋まで展開するが、昨年末から補修中だ。在日米海軍は横須賀基地にある艦船修理施設の一部も公開した。米海軍が本国に持つ修理施設に準じて15の工場を置き、通常の補修はすべて担える体制という。米海軍が横須賀を拠点にインド太平洋に展開するうえで重要な役割を担っている。

        (国際部 久門武史)

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