2019年5月20日(月)

サムスン、折り畳みスマホ発売延期 不具合の指摘受け

ネット・IT
エレクトロニクス
朝鮮半島
北米
2019/4/23 9:35
保存
共有
印刷
その他

【ソウル=山田健一】韓国サムスン電子は23日、米国で26日に予定していた画面を折り畳める新型のスマートフォン(スマホ)の発売を延期すると発表した。体験用端末を使った一部メディアから不具合を指摘されたため。サムスンは「数週間後に改めて発売日を発表する」と説明する。ブランド力の毀損は避けられず、停滞感が出ているスマホ事業の打撃となる。

【関連記事】サムスン、品質不安再び 折り畳みスマホ発売延期

発売を延期するのは「ギャラクシーフォールド」。画面を畳めば4.6インチのスマホ、広げれば7.3インチのタブレットのように利用できる。スマホ事業復調の起爆剤にする狙いがあった。

端末を使った米メディアは画面を折り畳む部分にシワや傷ができる可能性を指摘していた。サムスンは23日の発表で「最高のユーザー体験を保証するために端末の改良が必要」だと強調。内部テストを進めるため、発売日を延期するとした。

スマホメーカーが発売計画を直前に取り消すのは異例だ。米国を皮切りに、5月には欧州と韓国で相次いで発売する予定だったが、いったん白紙にする。年内を目指していた日本での発売にも不透明感が漂う。

ギャラクシーフォールドは、国や地域によって違いはあるが、1台約20万円する高価格が話題になっていた。サムスンの2019年の販売目標は約100万台。仮に年内の発売ができなくなる場合、単純計算で19年に売上高ベースで約2千億円の影響が出る。同社のスマホを中心とするIT&モバイル部門の売上高と比較すると2%程度の水準にすぎないが、失った顧客の信頼回復には時間がかかりそうだ。

スマホ市場は、世界首位のサムスンと、米アップル、中国華為技術(ファーウェイ)の3社が厳しい競争を繰り広げている。折り畳み式のスマホは、19年中盤に華為技術が発売を予定するほか、シャープもこのほど試作機を公開した。サムスンのつまずきで、大手では華為技術が世界で初めて折り畳み式を発売するメーカーになる可能性がでてきた。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報