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スリランカ爆破テロ、ICPOとイスラム過激派を捜査へ

【ニューデリー=黒沼勇史】スリランカの最大都市コロンボなどで起きた21日の連続爆破テロ事件で、国際刑事警察機構(ICPO)は22日、専門チームを派遣して捜査に協力すると発表した。自国のイスラム過激派が国外組織の支援を受けて犯行に及んだとみるスリランカ政府が協力を求めた。外国人を含め死亡者290人、負傷者500人を出した事件の解明に向けて捜査を本格化する。

22日、スリランカの最大都市コロンボで、嘆き悲しむ連続爆破テロ犠牲者の親族=ロイター

高級ホテルやキリスト教会を含む8カ所が自爆テロなどの標的となった今回の事件で、22日までに外国人の犠牲者は39人、負傷者は28人に達した。スリランカのアマラトゥンガ観光開発相が明らかにした。日本人1人も犠牲になっている。

ICPOが派遣するのは現場検証や爆発物、対テロの専門家ら。ICPOは22日の声明で派遣がスリランカ政府の要請に基づく措置としたうえで、必要に応じてデジタル鑑識や画像映像分析の専門家も送り込む考えを示した。既に捜査の端緒や国際的な背後関係の洗い出しにつながる情報分析に着手したとしている。

スリランカ政府がICPOに協力を求めるのは、テロ実行犯の特定が難航しているためだ。政府報道官は22日、同国のイスラム過激派組織「ナショナル・タウヒード・ジャマア(NTJ)」の関与を軸に捜査を進めていると明らかにした。だがNTJはこれまで仏像の破壊や過激思想の流布といった活動にとどまり、大規模テロの犯行歴がない。

そのため政府は国外のテロ組織がNTJを後方支援したとの疑いを持ち、ICPOに国境をまたぐ捜査などの協力を求めたもようだ。専門家の間でも、国際テロ組織アルカイダや中東の過激派組織「イスラム国」(IS)が関与した可能性が指摘され始めている。

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