LINEが「ドラえもん」ゲーム 年内に配信

LINEは22日、年内に人気漫画「ドラえもん」のゲームを配信すると発表した。藤子プロや韓国カカオ系のゲーム配信会社と組み提供する。ゲームの詳細は今後発表する。同日開いた記者会見に登壇したゲーム事業本部の奥井麻矢執行役員は「唯一無二の強みである友人と共に遊べる特徴を広げるために、様々なパートナーと組みたい」と意気込んだ。
ドラえもんを題材にしたスマートフォン(スマホ)ゲームを提供する。開発はカカオ傘下のカカオゲームズが手がける。カカオは韓国で人気の対話アプリ「カカオトーク」を手がけており、カカオゲームズはスマホゲーム市場での開発ノウハウがあり、開発で協力することが決まった。LINEの親会社の韓国検索大手ネイバーとのライバル関係にある。
今後はIDを他社のゲームと連携できる機能を広げる。LINEを起点に様々なサービスと接点を持てるようにすることで、利便性を高める狙いがある。網易(ネットイース)のバトルシューティングゲーム「荒野行動」やミクシィの人気ゲーム「モンスターストライク」では、ゲーム内からLINEの友達にメッセージを送れるといった機能を搭載している。4月からはコロプラ「ディズニーツムツムランド」などでも連携を始めた。
LINEゲームの世界でのダウンロード数は4月15日時点で全世界8億回。10~20代が全体の55%を占めている。
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