2019年5月23日(木)

介護保険料の計算ミス、厚労省と社会保険支払基金が謝罪

経済
2019/4/22 20:00 (2019/4/22 21:11更新)
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厚生労働省と同省が所管する社会保険診療報酬支払基金(東京・港)は22日それぞれ記者会見を開いた。支払基金での計算ミスにより2019年度に必要な介護保険料が最大200億円不足する恐れを招いたことを謝罪した。再発防止策もまとめ、影響が懸念されることを把握した場合に、幹部に速やかに報告することなどを盛り込んだ。

厚生労働省と環境省

計算ミスは18年11月に発生し、19年1月22日に支払基金の担当者が発見した。厚労省には翌23日に計算ミスにより保険料の金額が変わる可能性があると伝えたものの、厚労省と支払基金は健康保険組合に3月11日まで伝えていなかった。

支払基金の神田裕二理事長は会見でミスを謝罪。そのうえで「幹部まで情報共有されていれば、しかるべく対応ができたのではないか。反省点だ」と述べ、対応が後手に回ったことを認めた。

厚労省も1月23日時点で健保組合などに「周知すべきだった」と総括して謝罪した。今後は老健局長や支払基金の理事長による会合を通じてチェック体制を担保するとした。

支払基金は企業の社員が入る健保組合や公務員が入る共済組合から介護保険料を徴収し、市町村に納付する事務を担っている。今回の計算ミスにより各組合が拠出すべき保険料が正しい金額より低く算出され、最大で200億円不足する恐れが生じた。

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