2019年5月25日(土)

日本MS、8月に週休3日制 多様な働き方提案

エレクトロニクス
サービス・食品
2019/4/22 17:07
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日本マイクロソフト(MS)は22日、夏季限定で週休3日制を導入すると発表した。2019年8月の1カ月間の金曜日を全て有給休暇とし、国内の全オフィスを閉業する。対象は正社員約2300人。休暇の使い方は自由で、旅行に行く場合などは最大で10万円分の福利厚生ポイントを支給する。試用期間で得られた生産性の向上具合などの効果も測定し、結果は取引先などに公表する。

記者会見する日本マイクロソフトの平野拓也社長(22日午後、東京都港区)

通常の有給休暇に加え新たに5日分の休暇を付与する。期間限定の働き方改革「ワークライフチョイスチャレンジ2019夏」を通して社員の生産性や創造性を向上させることが狙い。来年8月も同様の取り組みを実施する予定。

休暇の使い方は原則的に自由。自己啓発の機会に使いたい場合は学びたい学習講座などに出席することを推奨する。家族で旅行したり、社会貢献の一環でボランティアに参加したりすることでオフィス外で様々な経験を積んでもらう。活動にかかる諸経費は福利厚生サイトを使える「ベネフィットポイント」として支給する。

他企業の協力のもと、「異文化異業種職場体験プログラム」も用意。社員が見学したい企業や業務内容を聞き取りした上でプログラムを組む。仕事やプライベートの両方面で社員の生活を充実させることで、社外にも働きやすさをアピールする。優秀な人材の確保につなげていく。

特別有給休暇期間が終わったあと、「労働時間をどれくらい削減できたか」、「1人あたりの業務生産性をどれだけ高められたか」など、複数項目に分けて効果を検証する。社員へのアンケートなどをもとにした結果をもとに業務改善につながる手法を随時考えていくという。結果次第では年間通しての導入も検討する。

週休3日制の導入はマイクロソフトグループでは初。日本MSは17年に育児や配偶者の転勤などで退職した女性の復職を後押しすることを目的とした有給インターン制度を導入。同年には全社員を対象とした長期休暇制度を導入するなど、働き方改革を率先して進めてきた。

22日に都内で開かれた記者会見で日本MSの平野拓也社長は、就労人口が今後減少していく中で「生産性を高めるためには従来の方法では足りない」と有給休暇を増やした理由を説明。本業のクラウドサービスを他企業に使ってもらうことで働きやすさを改善させるコンサル業務にも力を入れており、実体験に基づいた顧客提案の幅を広げていきたい考え。(高木雄一郎)

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