2019年5月25日(土)

キリンビール、一番搾りリニューアル

サービス・食品
2019/4/22 16:48
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キリンビールは22日、一番搾りをリニューアルし、都内で完成体験会を開いた。1990年の発売以降、味の大きな改良は4度目。10月の消費増税を控え、さらには酒税が2026年に向けて段階的に改正される。市場環境が変化するなか、主力ブランドの足場を固めておきたい狙いがある。

「ビールの市場は変革期を迎えている。おいしさを進化し続け、ビールの魅力を(消費者に)再認識してもらうきっかけにしたい」。布施孝之社長は一番搾りのリニューアルの狙いをこう話した。消費者の節約志向などを背景に、ビールから第三のビールへのシフトが進んでいる。缶チューハイなどすぐに飲めるアルコール飲料「RTD商品」に消費者の嗜好が変化していることもある。ビール離れに歯止めをかけたいとの思いがにじみ出たかたちだ。

キリンビールは一番搾りをリニューアルした(都内で開いた完成体験会、写真左から3番目が布施孝之社長)

キリンビールは一番搾りをリニューアルした(都内で開いた完成体験会、写真左から3番目が布施孝之社長)

今回は原料となるホップの配合を変えて澄んだ麦のうまみが感じられる味わいに変えた。リニューアルは2年ぶりだ。2026年に3段階で酒税が変わるなか、キリンビールの主力商品としてのブランドを維持し続けるためにも、短期間ながら味の改良に踏み切った。

一番搾りは発売から20年に30周年を迎える。94年のピーク時には同ブランドとして8370万ケース(1ケースは大瓶20本換算)の販売を記録したが、18年は3240万ケースに減った。リニューアルによる需要の掘り起こしを通じて、19年は3300万ケースの販売を目指す。

(後藤健)

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