2019年5月27日(月)

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広島は投打にテコ入れの余地 プロ野球・セ展望

2019/4/22 11:50
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プロ野球開幕から1カ月弱が経過し、12球団の明暗が分かれ始めた。ひとまず補強成功のチーム、やりくりに苦しむチーム。今季のペナントの行方はどうなるのか。まずは4連覇を狙う広島が出遅れたセ・リーグについて、各チームの担当記者たちが分析した。

広島担当 開幕から出遅れたが投打ともテコ入れの余地がある。2軍にいるメヒアら、隠れた戦力がまだまだいる。打線の厚みを支えてきた会沢、西川らに当たりが出てくれば得点力はアップするだろう。

ただ、巨人へ去った丸だけでなく、DeNAのラミレス監督は引退した新井貴浩氏の穴の大きさを指摘していた。ベンチのムードメーカーであり、若手の精神的支柱だったリーダーの勇退が響いている恐れはある。中継ぎに回っているアドゥワを先発で起用するなど、投手陣の再整備にもいろいろ選択肢がある。

苦境を打開できるか、広島・緒方監督の投手陣再整備にも注目だ=共同

苦境を打開できるか、広島・緒方監督の投手陣再整備にも注目だ=共同

ヤクルト担当 攻撃陣の奮闘で好発進した。死球で離脱した坂口に代わり1番を打つ若手の太田が打撃好調。2番青木、3番山田哲の上位陣の力で早い回から得点を奪い、流れを引き寄せている。高卒2年目の村上は粗削りながら迫力あるスイングが魅力たっぷり。小川監督が将来の4番候補としてスタメンで使い続けるのもうなずける。

先発陣に絶対的な柱がおらず、救援陣が早くもフル稼働しているのが心配。長いシーズンを見据えると、中継ぎ陣の疲弊が失速の要因になりかねない。

巨人担当 強打者の坂本勇と新加入の丸を2番打者に入れるなど、大リーグ流の思考も柔軟に採り入れた原監督の手法が機能している。昨季は首脳陣とそりが合わなかったゲレーロをその気にさせ、新戦力ビヤヌエバを開幕当初の不調時も途中出場させて腐らせなかった。指揮3度目の監督の手腕は円熟味を増している。

配置転換された吉川光や実績のない若手らでやり繰りする救援陣には不安を残す。打線は厚みを増したが、救援の乱調で落とす試合が多くなれば士気の低下は避けられないだろう。

DeNA担当 開幕投手を務めた今永は威力のある速球を軸に、防御率0.87という安定感が光る。新人の上茶谷や大貫が入る先発陣はやや物足りないだけに、パットンら救援陣の出来も、今後の浮上には欠かせない。

打線は昨季固定できなかった1番に神里を据えた。4番筒香の脇を固めるロペスや宮崎、ソトの調子が上向けば、得点力は他球団に劣らない。

中日担当 4番ビシエドを核とした打線が好調で3年ぶりに貯金ができた。開幕スタメンを外れた京田のバットも振れてきた。

先発陣に長い回を託すのが難しく、救援陣の働きが浮沈のカギを握りそう。打者との相性、日々の状態を見極めて判断する与田監督の投手起用に注目だ。

阪神担当 先発陣では新加入の西の安定感が群を抜く。制球力はもちろん、味方の攻撃にリズムを与えようというテンポのよさが目を引く。新加入のジョンソンからドリスにつなぐ八、九回の継投は安定感を増した。何とか競り合う展開に持ち込みたい。

矢野新監督になりベンチの雰囲気は明るくなった。ただ、長打に乏しい打線の迫力不足に変わりはなく、足を絡めた攻撃に活路を見いだしたい。俊足巧打のドラフト1位新人、近本の存在は、貧打に陥りがちな打線の光明になり得る。

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