2019年5月20日(月)

赤信号で進入か 運転操作を捜査、神戸バス死傷事故
国交省、営業所を特別監査

社会
2019/4/22 10:22
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JR三ノ宮駅(神戸市中央区)前で21日に神戸市営バスが歩行者をはね2人が死亡した事故で、バスの進行方向の信号が赤だったことが22日、兵庫県警などへの取材で分かった。県警は自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで現行犯逮捕したバスの運転手、大野二巳雄容疑者(64)のアクセルやブレーキの操作に問題がなかったか調べている。

市営バスが歩行者を多数はね、騒然とする神戸市のJR三ノ宮駅付近(21日午後2時49分、共同通信社ヘリから)

また国土交通省近畿運輸局は22日、事故を受けて神戸市営バスの中央営業所を特別監査した。運行計画や車両点検に関する記録を調べて営業所長ら幹部に事情を聴き、運転手に対する監督が適切だったかを調べる。問題があれば行政処分を検討する。

県警などによると、バスに搭載されたドライブレコーダーの映像で、バス側の信号が赤だったことが判明した。大野容疑者は「ブレーキを踏みながら発進の作業をしていたが、急発進してしまった」と供述しているという。

バスが停留所を発進して歩行者をはねた直後、停止せずバランスを崩すようにして進行方向右側の中央分離帯に衝突していたことも、目撃者の話で分かった。

停留所付近にいた男性によると、バスは信号無視して走行。すぐ先の横断歩道で歩行者をはね、左後輪が浮き上がった。「バランスを崩して右側にそれていった」と証言しており、そのまま片側4車線を突っ切って中央分離帯にぶつかり停車。バスの下に自転車を巻き込んでいた。

市交通局によると、大野容疑者はこれまでに少なくとも4回の事故歴があった。2009年10月にワンボックス車に接触したほか、10年7月には発進時の揺れで乗客が転倒して負傷した。ほかの2回は乗用車などに接触された事故だった。

事故では兵庫県明石市の大学3年、柳井梨緒さん(20)と、神戸市須磨区のアルバイト、那須勇成さん(23)が死亡。奈良県斑鳩町の女性(45)が両脚骨折の重傷で、ほかに5人が軽傷を負ったとみられる。県警は大野容疑者の容疑を自動車運転処罰法違反(過失致死傷)に切り替え、捜査している。

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