信者血まみれ、教会に悲鳴 連続テロ、現地邦人に衝撃

2019/4/22 9:06
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【コロンボ=共同】骨組みを残して屋根が吹き飛んだ教会。信者は血まみれで倒れ、悲鳴が辺りに響いた――。スリランカの最大都市コロンボや周辺の教会など計8カ所で21日、発生した連続爆発テロ。同日はキリスト教の復活祭(イースター)で、祝っていた信者らが犠牲となった。高級ホテルも狙われた一連の惨事には複数の日本人が巻き込まれ、現地の日本人社会に衝撃が広がった。

21日、爆発が起きたスリランカの聖セバスチャン教会の内部(同教会のフェイスブックより)=共同

地元テレビの映像などによると、教会の外では信者とみられる人たちが、われを失った様子で立ち尽くしたり、泣き叫んだりしていた。教会の神父は、詰めかけた報道陣に「あまりに悲しい出来事だ」と沈痛な面持ちで語った。

現場の一つとなった聖セバスチャン教会は事件直後、ホームページに「私たちの教会が爆弾に襲われた。家族がいる人は助けに来てほしい」と救いを求める書き込みと、がれきに覆われた礼拝堂の写真を掲載した。あおむけに倒れた男性や別の負傷者を介抱しようとする信者、逃げ惑う人々が写っていた。

コロンボ中心部にあり、多くの外国人観光客も利用する高級ホテルでは、玄関が爆発で大破。横たえられた遺体を覆う白いシーツをめくって警察官が身元を確認していた。いずれの現場でも治安要員が武装して警戒に当たっており、物々しい雰囲気に満ちていた。

コロンボで日本語の情報誌を発行する神谷政志さん(36)=東京都出身=は共同通信の電話取材に応じ、自宅で爆発を知ったと語った。爆発があった最も近いホテルとの距離は3キロ弱。日本政府から注意喚起のメールも届いたという。

「約2年住んでいるがこんな大きな事件は初めてだ」という神谷さんは「(爆発があった)ホテルは日本人の出張者や観光客が利用する場所だ。日本人が巻き込まれ、邦人社会に影響が出るだろう」と驚いた様子だった。

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