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ゴーン元会長、午後追起訴へ 弁護人は保釈請求方針

(更新)

日産自動車元会長、カルロス・ゴーン容疑者(65)の特別背任事件で、東京地検特捜部は勾留期限の22日午後にも会社法違反(特別背任)の罪でゴーン元会長を追起訴する。オマーンの販売代理店に支出した日産資金を元会長側に還流したとの「オマーンルート」の立件で捜査は大きな区切りを迎える。

再逮捕前に弁護士事務所を出る日産自動車のカルロス・ゴーン元会長(3日、東京都千代田区)

弁護人は追起訴後に保釈を請求する方針で、裁判所は週半ばにも可否を判断する見込み。保釈が認められ、検察側の不服申し立ても退けられた場合、週内にもゴーン元会長が再保釈される可能性がある。

日産は22日までに、ゴーン元会長を会社法違反(特別背任)の疑いで東京地検に告訴した。

特捜部によるゴーン元会長の4度目の逮捕容疑は、2015年12月~18年7月、日産子会社からオマーンの販売代理店に計1500万ドルを送金させ、うち計500万ドルを元会長側に還流し、日産に約5億6300万円の損害を与えたとの特別背任の疑いだった。

ゴーン元会長が使途を裁量で決められる「CEO予備費」から販売代理店「スヘイル・バウワン・オートモービルズ」(SBA)に支出された資金は、ゴーン元会長が実質管理するレバノンの投資関連会社「グッド・フェイス・インベストメンツ」(GFI)名義の預金口座に流れたとされる。

弁護団は異例の保釈中の再逮捕に強く反発し、裁判所への不服申し立てを続けるなど徹底抗戦。ゴーン元会長は弁護団から黙秘を助言され、取り調べに対し「お話しすることは何もない」「時間の無駄ではないか」と回答を拒否する姿勢を貫いたという。

事件ではゴーン元会長の妻、キャロルさんが代表として登記されているペーパーカンパニー「ビューティー・ヨット」に資金の一部が流れ、クルーザー購入などに充てられたとされる。特捜部は東京地裁にキャロルさんの証人尋問を請求。キャロルさんは元会長の再逮捕後にフランスに出国していたが、再来日して11日に地裁に出頭し尋問に応じた。

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