2019年5月22日(水)

Jヴィレッジ全面再開に歓喜 公式戦やサッカー教室

2019/4/20 22:03
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東京電力福島第1原発事故の収束作業の対応拠点として利用され、20日に全面再開した福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)で、記念イベントや女子サッカーリーグの公式戦が行われた。かつては作業車両の駐車スペースなどとして使われたピッチの上で子供が駆け回り、芝の感触を楽しんだ。

全面再開した「Jヴィレッジ」のピッチ上では子供が芝の感触を楽しんでいた(20日、福島県)=共同

元日本代表の中沢佑二さんがサッカー教室に参加。小学生計約50人が中沢さんとの試合形式のゲームなどを楽しんだ。いわき市の小学3年、渡辺凌空君(8)は「またここでサッカーをしたい」と笑顔を見せた。

日本代表の帯同シェフで震災前まで同施設の総料理長だった西芳照さん(57)は「多くの人でにぎわうピッチを見て昔を思い出した。事故後は砂利が敷かれ駐車場として使われたピッチを目の当たりにし、復活できるとは思っていなかった」と感慨深げに話した。

イベント会場の一角には全国新酒鑑評会の金賞数で6年連続日本一を誇る福島県の日本酒や、焼きそばなどの地元グルメのブースが設けられた。

5千人収容可能なスタジアムではサッカー女子のプレナスなでしこリーグ1部の公式戦が行われ、無料で観戦したファンが声援を送った。

Jヴィレッジは1997年、国内初のサッカーのナショナルトレーニングセンターとして開設されたが、原発事故後は営業を休止。2017年3月まで、政府や東電が原発事故の収束作業の拠点として利用した。18年7月に大部分の主要施設が再開し、残るピッチ2面の復旧を進めていた。

東京五輪の男子・女子日本代表が事前合宿を行う予定で、聖火リレーは20年3月26日にJヴィレッジからスタートする。

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