2019年5月25日(土)

北アイルランドで暴動 国境の町、女性記者が死亡

ヨーロッパ
2019/4/20 4:53
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【ロンドン=佐竹実】英領北アイルランドのロンドンデリーで18日夜に暴動が起き、取材していた女性記者(29)が撃たれて死亡した。北アイルランド警察は、カトリック系過激派アイルランド共和軍(IRA)から分離した新IRAによる犯行とみて捜査している。犯人は警察に向かって発砲しており、流れ弾に当たったとみられる。

ライラ・マッキーさんが死亡した現場には多くの花が手向けられた(19日)=ロイター

現場となったロンドンデリーは、欧州連合(EU)に加盟するアイルランドとの国境に位置する。かつてIRAなどと英国統治を望むプロテスタント系住民が対立し、1998年まで30年続いた紛争で3000人以上の死者が出た。

EUの枠組みの中、現在はヒトやモノの移動は自由だ。だが今後、英国がEUを離脱して通関手続きなど物理的な国境が復活すればかつての対立が意識され、紛争が再燃するとの懸念がある。ロンドンデリーでは1月にも、車両が爆破される事件が起きるなど治安が悪化している。

北アイルランド警察によると、死亡したのはライラ・マッキ―さん。犯行グループは爆弾や火炎瓶などを警察車両に投げつけた。地元紙によると、マッキ―さんは北アイルランドで育ち紛争問題について取材してきた。

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