3月の米住宅着工、2カ月連続低下 約2年ぶり低水準
【ワシントン=長沼亜紀】米商務省が19日発表した3月の住宅着工件数は約113万9千戸(季節調整済み、年率換算値)で、前月の改定値より0.3%減少した。2カ月連続の減少で2017年5月以来、1年10カ月ぶりの低水準となり、ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(121万戸程度)を下回った。前年同月比では14.2%減少した。
主力の一戸建ては前月比0.4%減の78万5千戸だった。変動の激しい5世帯以上の集合住宅は3.4%減の33万7千戸だった。
先行指標である許可件数は1.7%減の126万9千戸で、こちらも市場予測(130万戸程度)を下回った。
住宅市場は18年夏以降調整が深まっていたが、ローン金利が再び低下しており、緩やかな回復が予測されている。しかし住宅着工は今のところ低水準が続いている。
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