2019年5月24日(金)

日本製鉄 薄い鉄板で骨組み 君津の社宅で工法採用

南関東・静岡
2019/4/19 21:00
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日本製鉄は19日、薄い鉄板を骨組みに使う「スチールハウス工法」を用いて建設中の社宅(千葉県君津市)を報道陣に公開した。同工法は耐震性に優れた住宅を低いコストと短い工期で建てられるという。4階建ての大規模な建造物は国内初だという。

「スチールハウス工法」で建設中の日本製鉄の社宅(千葉県君津市)

社宅は12月末に完成予定。今後も老朽化した集合住宅の建て替えなどでスチールハウスの採用を広げたい考えだ。同工法を用いれば、鉄筋コンクリート造りで建築した場合と比べ、工期を約3割短縮でき、費用は1~2割減が見込めるという。

スチールハウスは、日本製鉄が関係会社などと共同で新しい耐力壁として開発した。耐食性の高いめっき鋼板を採用し、鋼板に特殊な穴開け加工を施すことで地震の揺れを吸収できるようにした。1平方メートルあたりの鋼材使用量は約45キログラムで、重量鉄骨を使用した同等の建物より約3割少なくて済むという。

建設中の社宅は4階建て3棟(計185戸)と3階建て1棟(27戸)で、延べ床面積は約1万8千平方メートル。2018年11月に着工し、施工期間は約1年。同社君津製鉄所で製造した鋼板を建設現場で組み合わせるため、建設現場での工期を大幅に短縮できるほか、建設業で深刻な人手不足にも対応できるという。

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