10連休の市場監視を強化、金融庁
金融庁は19日、4月末から始まる10連休を控え金融市場の監視体制を強化すると発表した。連休中は国内の証券取引所が休みとなる。その前後で相場の流動性が低くなるのを狙った不正な取引が行われる可能性があるため、取引所の監視要員を最大で2倍に増やす。海外の金融当局や取引所との連携も強める。
銀行など金融機関に対しては中小企業の資金確保の支援や、現金需要の増加を踏まえたATMの現金補充などを徹底するよう要請した。
財務省と日銀、金融庁は同日、市場急変に備え連携して対応することを確認した。会合後、浅川雅嗣財務官は記者団に為替動向について「平日と同様にきちんとしたモニタリング体制を整えたい」と述べた。日銀から前田栄治理事、金融庁からは遠藤俊英長官らが出席した。
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