2019年6月24日(月)

名古屋市、名古屋城天守閣の解体申請を提出

中部
2019/4/19 20:00
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名古屋城天守閣を木造で復元することを目指している名古屋市は19日、コンクリートで建てた現在の天守閣を解体する工事に必要な申請書を文化庁に提出したと発表した。解体を巡っては、石垣の保全策が不十分などとして市の有識者会議が反対している。文化庁は同会議の意見を申請書に添えることを求めており、解体が認められる可能性は低いとみられる。

名古屋城は国の特別史跡のため、現状を変更するには文化庁の許可が必要となる。江戸時代から残る石垣は価値があるとされるが、同日提出した申請書で市は工事による石垣への影響は「軽微」とした。一方、申請書の中に有識者会議「石垣部会」の意見として「現天守閣解体に関する工事計画を推し進めることは容認できない」と記載した。

市は2022年末までの木造復元を目指しており、間に合わせるためには今夏にも解体の準備工事に着手したい考えだ。文化庁は反対を表明している有識者会議の意見を解体の可否を判断する際に重視するとみられる。今回の解体申請が認められなければ、完成時期の見直しを求められることになる。

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