2019年6月25日(火)

鴻海・郭氏、蔡氏を20ポイント強リード 台湾総統選で世論調査

中国・台湾
2019/4/19 17:44
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【台北=伊原健作】2020年1月に実施予定の台湾総統選挙を巡り、世新大学(台北市)が19日までに実施した世論調査で、最大野党・国民党からの出馬を表明した、鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が与党・民主進歩党の潜在候補者を支持率で大幅に上回るとの結果が出た。現職の蔡英文総統には20ポイント強の差を付けた。

鴻海の郭台銘董事長(17日、台北市内の国民党本部)

調査は17日、郭氏が対中融和路線の国民党からの出馬を表明した直後に実施した。郭氏が蔡氏と一騎打ちとなった場合、郭氏は50.2%、蔡氏が27.1%と20ポイント以上の大差が付いた。民進党の公認候補者を蔡氏と争う頼清徳・前行政院長(首相)と対決した場合も郭氏が上回るが、その差は9ポイントだった。

また郭氏と蔡氏に加え、出馬が取り沙汰されている無党派の柯文哲・台北市長を加えた3者で争う場合も、郭氏は35.6%とトップで、柯氏の25.2%、蔡氏の20.2%を上回った。

台湾メディアは郭氏に経済政策での実行力を期待する声が多いなどと分析している。一方、統一を目指す中国に対する警戒感が人々の間で強まるなか、総統選では郭氏の中国政財界との関係の深さがマイナスに働く可能性があるとの見方も多い。

国民党は7~8月をメドに総統選の公認候補者を決める見通しで、予備選の方式を検討している。世論調査では、人気の高い韓国瑜・高雄市長と郭氏の2人で公認候補を争う場合の支持率は、韓氏が29.8%と、郭氏(29%)をわずかに上回る。韓氏は態度を曖昧にしているが、参戦すれば郭氏のライバルとなる。

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