関西発「スポーツCAFE」

フォローする

堺で国際少年サッカー大会 日本人指導者ら企画

2019/4/21 6:30
保存
共有
印刷
その他

堺市で3月中旬、12歳以下の8人制サッカーの国際大会「シン・エナジーカップ」が開かれた。企画したのは東欧の小国、モンテネグロのサッカークラブ「FKアドリア」。桃山学院大(大阪府和泉市)サッカー部の元コーチで、欧州で指導経験を積んできた大迫貴史ゼネラルマネジャー(GM、38)らが、2017年に設立したクラブだ。

大会には7カ国、9チームの165人が参加した。日本勢は大阪、奈良、岐阜、熊本から6チーム。海外勢はFKアドリアの12歳以下選抜のほか、ロシア、韓国の計3チーム。FKアドリアは旧ユーゴスラビア4カ国(モンテネグロ、セルビア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ)の連合チームだ。

大迫貴史氏(後列右端)がGMを務めるFKアドリア選抜は準優勝

大迫貴史氏(後列右端)がGMを務めるFKアドリア選抜は準優勝

会場のJグリーン堺では、時折激しい風雨にさらされる中で熱戦が繰り広げられ、FKアドリア選抜が決勝に進出。奈良の強豪チーム、ディアブロッサ高田FCの連係のとれたプレーに0-1で惜敗したが、特徴である個の強さを随所に発揮した。「彼らの年代で自分たちとは違うサッカーを肌で感じることは、お互いにとって大きな意味がある」と大迫GMは語る。

大迫GMは鹿児島実業高で1学年上の遠藤保仁(G大阪)、1学年下の松井大輔(横浜FC)らとプレー。桃山学院大で指導者の道を志し、大学でコーチを務めた後、07年に渡欧。フランスやルーマニア、ラトビアで指導経験を積み、13年にモンテネグロに移った。

モンテネグロは人口約62万人と日本の約200分の1ながら、ワールドカップに第1回から8度出場の強国・旧ユーゴの伝統が息づく。1~3部の国内リーグのうち、1部、2部の計20クラブにプロ契約の選手が所属し、欧州トップリーグへの飛躍を夢見てしのぎを削る。

現在3部のFKアドリアは同国の選手だけでなく、若い日本人選手も受け入れる。Jリーグを経ずに欧州各リーグへと羽ばたく武者修行の場だ。クラブの共同設立者で日本で18年間、指導経験のあるプレダラッグ・ステボビッチ監督(47)は「モンテネグロ人にはハングリーさや個の強さ、日本人には規律や勤勉さがある。互いの刺激が成長につながる」と話す。

高校卒業時にJリーグ入りがかなわず、モンテネグロに修行に来る選手の年齢は18歳。「そこから自分で決断し、自分で考える経験をしていく。それはもちろん大事」と肯定しつつ、「より若い年齢で世界を知ればもっと伸びる」と大迫GM。今回の大阪での交流から未来が広がることを願っている。

(影井幹夫)

関西発「スポーツCAFE」をMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

サッカーコラム

電子版トップスポーツトップ

関西発「スポーツCAFE」 一覧

フォローする
4日のC大阪戦でJ1最多出場記録を更新したG大阪の遠藤。「(自身は)チームの駒にすぎない」と言い切り、若手とのポジション争いに全力で立ち向かう=共同共同

 「王貞治の756号本塁打を球場で目撃した」「辰吉丈一郎と薬師寺保栄の激闘を会場で見た」――。スポーツファンにとって、歴史に残る名場面をじかに見た経験は生涯の財産だ。選手の躍動感に会場の熱気、うたげの …続き (7/11)

ユニホームを着た選手らが配達を代行する=FC淡路島提供

 兵庫県洲本市が拠点のサッカークラブ、FC淡路島が新型コロナウイルス禍にあえぐ市内の飲食店をサポートしようと弁当などの配達代行サービスを始めた。地域貢献の新しい形として地元の関心を呼んでいる。
 洲本飲 …続き (6/14)

神戸の田中はマスク販売の収益を医療関係者に寄付する

 関西のプロスポーツ選手が新型コロナウイルス患者の治療を担う医療関係者を支援する活動を始めた。サッカーJ1神戸の元日本代表FW田中順也は自らマスクを販売し、収益を医療関係者に寄付。プロ野球阪神のエース …続き (5/23)

ハイライト・スポーツ

[PR]